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排泄ケアe-learning

New ◆問題1.78歳男性、圧迫骨折で入院中。リハビリを行っていますが、まだトイレ介助が必要な状態。尿意の訴えがあり頻回のナースコールがありますが、トイレの誘導中に失禁するということを繰り返しています。まずあなたが行うこととして誤っているものはどれでしょう。
1. 排尿記録をつける
2. 残尿を測定する
3. 尿道カテーテルを留置する
4. 着脱しやすい衣服に交換する

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解答:3

解説:
まず排尿に困っている患者さんをみたときに、排尿状態を確認するために「排尿記録をつけること」、そして、排出障害を確認するために「残尿測定をおこなうこと」はどんな排尿障害の人にも行いたい検査です。今回の症例では、尿意は感じているのにトイレに行く途中に漏れてしまっており「機能性尿失禁」を疑う必要もあります。着脱しやすい衣服を利用するなどの環境改善でトイレが間に合うようになるかもしれません。また、リハビリでADL拡大や筋力がついてくることでトイレ動作がスムースになってくることも期待できるためリハビリ担当者との連携も重要になってきます。
トイレに間に合わずに尿が漏れてしまうから、尿道カテーテルを留置するという考え方は間違いです。
排尿障害の患者さんをみたらまずは原因をしっかり考えるようにしましょう。

New ◆問題2.82歳男性、脳梗塞後の意識障害で長期入院中。尿道カテーテルが留置されています。日々の尿道カテーテルのケアとして正しいものはどれか。
1. 2週間おきに定期的にカテーテルの交換を行う
2. 定期的に膀胱洗浄を行う
3. 尿道周囲のケアを水道水でおこなう
4. 採尿袋はベッドと同じ高さの位置で固定する

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解答:3

解説:
1. カテーテルの定期交換は推奨されていません1)。短期間で交換しても尿路感染のリスクは下がりません2)。患者さんごとの尿の性状などに合わせて交換を行いましょう。しかし、尿混濁がないからといって交換をしなくていいわけではありません。カテーテルの耐久性もありますので、使っているカテーテルの製品説明書で耐用期限も確認してください。
2. カテーテルの閉塞が予測されない限り膀胱洗浄は推奨されません1)。感染予防にもつながりません。
3. 尿道カテーテル留置中に尿道口周囲を消毒する必要はありません1)。日常的な衛生管理が適当とされており、水道水を使用して清潔に保つだけで十分です。尿道口の消毒は尿道カテーテルを挿入するとき以外は原則必要ありません。
4. 採尿袋は常に膀胱レベルよりも低い位置で維持し、床に触れないようにしてください1)。膀胱と同じ高さや高い位置にあると膀胱内に尿が逆流したり、ちゃんと尿が膀胱から排出されない可能性があります。また採尿袋が床に触れると、床の感染が袋を伝って患者に感染したり、逆に感染した患者の尿が床に付着し他患者への感染させてしまうリスクにつながってしまいます。

(参考文献)
1) カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン2009
2) Priefer BA, Duthie EH,Jr., Gambert SR. Frequency of urinary catheter change and clinical urinary tract infection. Study in hospital-based, skilled nursing home. Urology. 1982;20(2): 141-142.